お知らせ
【灘区 高齢者のつどいの場 "囲碁ボールたかは" を訪問してきました!】
皆さん、「囲碁ボール」をご存じですか?
囲碁ボール(igoball)とは、碁盤に見立てた人工芝の専用マットと白黒のボールをゲートボール用のものと同じ形状の木製スティックを用いて五目並べを行うニュースポーツです 。
兵庫県氷上郡柏原町(現在の丹波市)において、同町にある石見神社に囲碁の勝負によって領地争いを解決したという故事があることから、1992年に囲碁と町とのゆかりをアピールする町おこしとして考案されたそうです。
高羽地域福祉センターでは毎週水曜日の午前中、皆さんで集まって囲碁ボールを楽しまれています。
「コロナ禍の中でも、地域の高齢者が通うことのできる場所は維持していきたい」と"囲碁ボールたかは"は、細心の感染対策を行いながら活動をしていました、と代表の長谷部さんは教えてくれました。
訪問させていただいた日も、会場に入る前の消毒・検温の徹底。そして、使い捨て手袋が配られ、皆さん手袋をつけた状態で、使用する用具を手にされています。館内での飲食は控えなければならないので、お茶をお配りする代わりにマスクを配っておられました。
縦でも斜めでも自分のボールが並んだ数が多いほうが勝ち。
頭を使って五目並べをしながら、身体を使ってボールを打つ。でも、ボールは思うところにはなかなか止まってくれない。思うところに止まっても、対戦相手のボールに押し出される。頭と体を使う、なかなか奥深いゲームです。
皆さん、大きな声で歓声を上げたりしたいところですが、感染予防のために、大きな声は出さずに、「あそこに打ったらいいよ。」「あっちを狙って、手前のボールを押し出してみたら?」とお互い声をかけあっておられました。
自分たちのボールを打ち終わると、皆さんそれぞれで自分のボールを片付けます。屈んでする作業はなかなか負担が大きいですが、皆さんしっかりボールを回収しておられました。
終了後の片付けも参加者全員。用具の消毒、地域福祉センターをもとの状態に戻します。
毎週水曜日に行く場所があること。囲碁ボールで身体と頭を使うこと。お仲間とおしゃべりをして、笑うこと。準備や片付けもすべてご自身たちで行うこと。すべてが介護予防に繋がっていると、見学させていただいて感じました。