ご高齢の方への支援
地域福祉ネットワーク事業
地域福祉ネットワーカーとは、制度の狭間や既存サービス・制度では解決できない課題について、地域の皆さんと一緒になって解決に向けたネットワークづくりを行います。
代表的な活動内容(他区分を含む)
- ・ひきこもり世帯への支援
- ・障がい者の居場所づくり
- ・「ごみ屋敷」の対応と孤立解消への支援
- ・外国にルーツを持つ子どもたちへの学習支援
- ・障がいを持つ当事者のネットワーク化
- ・買い物が困難になった地域への支援
- ・不登校の子ども達への支援
地域福祉ネットワーカーの信念
- ・地域住民や地域での活動者の声に耳を傾けます
- ・地域住民の主体的な活動を大切にします
- ・誰もが住みやすい共生のまちづくりに寄与します
- ・課題に関係する専門職や関係者のネットワークづくりを進めます
- ・新たな社会資源や支え合い活動を創出します
- ・複合する福祉課題や地域共通の福祉課題を包摂の姿勢で受け止めます
- ・個別の福祉課題が新たな地域の福祉課題ではないか注視します
8つの機能
● 相談窓口
本人や家族はもとより近隣住民からの「気づき」の相談をお受けします
● ニーズの把握
さまざまな機会を通じて福祉課題を見つけます
● 問題の解決
制度につないだり、住民や専門職につないだり、解決に向けて取り組みます
● 地域住民へのはたらきかけ(自らの力で問題を解決していくことができる力)
福祉課題をお互いさまの意識でとらえられるよう地域住民へ働きかけ支援します
● 仲間づくり(地域組織)
課題へ対応するとき関心のある住民や当事者の組織化を進めます
● ネットワークづくり
課題に対応する住民や専門職などの関係者のネットワークを作ります
● 地域の支援システムづくり
課題の解決や予防に向けた地域での支援の仕組みを作ります
● 小地域の支え合い活動の支援
仲間同士で支え合える活動を一緒に考えていきます
地域支え合い活動推進事業
見守りをはじめとした生活支援と介護予防の基盤整備の推進を図るとともに、地域住民同士での支え合い活動ができるコミュニティづくりを支援することを目的として、区内7ヶ所にあるあんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)に配置された「地域支え合い推進員」や区社協に配置する「生活支援コーディネーター」、市区行政などと連携・協力し、地域支え合い活動推進事業を進めています。
小地域支え合い連絡会の開催
灘区内17ヶ所の地区民生委員児童委員協議会を単位として、概ね年4回程度、民生委員・児童委員、あんしんすこやかセンター、灘警察署、灘区社会福祉協議会などによる連絡会を開催しています。地域の課題やニーズに関する情報交換・共有や、福祉サービス・生活情報の提供を通じて地域支え合い活動の充実を図っています。
情報誌の発行
ひとりぐらし高齢者などを対象に、生活情報紙「ほのぼの灘」を2ヵ月に1回、偶数月に発行し、旬の話題や身近な地域情報、介護予防に役立つ情報などをお伝えしています。
民生委員・児童委員や地域支え合い推進員が訪問の際に配布し、情報をお伝えするとともに、安否の確認なども行っています。
テレフォンサポート
週1回、ひとりぐらし高齢者へ電話による安否確認、話し相手、相談等を行っています。
高齢者見守り調査
地域見守り活動の基礎資料として活用するため、神戸市では毎年「高齢者見守り調査」を実施しています。住民基本台帳をもとに、過去1年間に「70歳以上のひとりぐらし世帯」「75歳以上の高齢者のみの世帯」となった世帯などを対象としており、心身の状況や緊急連絡先などの実態把握に努めています。担当の民生委員・児童委員や地域支え合い推進員が調査のために訪問した際にはご協力をお願いいたします。
なお、調査に関してお尋ねになりたい点や連絡事項等がある場合は、お気軽に本会までお問い合わせください。
協力事業者による高齢者見守り事業
神戸市では、よりきめの細かい重層的な地域見守り活動を実施するため、平成23年度より、民間事業者と連携した「協力事業者による高齢者見守り事業」を実施しています。
協定を締結した事業者が、通常業務において異変に気付いた場合にあんしんすこやかセンターに連絡するという取り組みが、安否確認や見守りが必要な高齢者を早期に発見し、地域での見守りにつな がっています。
便利帳の作成
灘区役所および区内7ヶ所のあんしんすこやかセンターで配布しています。
生活便利帳
ご高齢の方やそのご家族などが、ご自宅で日常生活を送る際または支援する際に、あると便利な暮らしの情報について、フォーマル・インフォーマルを問わずに掲載し、情報を集約しています。
介護の知恵
実際にご家族等の介護を経験したことのある方々の体験談集です。介護便利帳を作成する際に、たくさんの知恵が集まり、介護便利帳の中に入りきらなかったため、別冊としてまとめました。
ふれあい給食サービス
65歳以上のひとりぐらし高齢者等に給食サービスを行うことで、高齢者の閉じこもりを防ぎ、参加者のふれあい交流を促進します。また、地域住民の連帯による福祉活動を通じて、ひとりぐらし高齢者等を地域で見守るコミュニティづくりを支援しています。(希望者は地域の民生委員・児童委員にお声掛けください)
給食サービス(原則月1回以上実施)の方式
- (1) 地域方式ボランティアによる自家調理か、業者に弁当などを委託
- (2) 小学校方式小学校で調理した給食の会食
友愛訪問活動
民生委員・児童委員とともに、灘区内のひとりぐらし高齢者を訪問し、話し相手をするなど安否確認を行う友愛訪問グループの活動支援を行っています。
その他
住民相互の支え合いにつながる活動を行う住民ボランティアグループの結成と活動を支援しています。お気軽にご相談ください。
- ・家事援助・外出介助
- ・ふれあい喫茶
- ・映画会
- ・絵手紙などの各種趣味の会
- ・介護予防につながる脳トレや体操の会 など